測定機器の商社をしていると、稀に言われる言葉があります。

「本当はメーカーから直接買うのが一番安いんですよね?」というものです。

おそらくそれは、農業や漁業等の一次産業のイメージから来る言葉ではないでしょうか。

「問屋直営の海鮮丼屋です!価格に自信アリ!」という様な謳い文句のお店を見かける事があるので、

おそらくそういうイメージから言われる言葉なんだろうと思います。

では、ご家庭の生活家電は如何ですか。メーカーから直接購入されていますか。

以前、銀座で某メーカーS社直営店でテレビの値段を確認したことがありますが、

徒歩圏内にある有楽町の家電量販店Bの価格の方が安かったという事がありました。

他にも、家電メーカーのEC直販サイトで価格を見てみても、おそらく量販店の方が安いという事が殆どだと思います。

なぜ、一次産業と家電/測定機器とでこういう違いが起こるのか、簡単にご説明します。

違いの理由は「売れる」を気にするかどうか

私の両親が農家の出身だったため、小学生の頃の夏休みはよく農作業の手伝いをさせられました。

休憩時間によく聞いた会話は、「今年は○○の野菜が安い」「○○は高い」「○○が安すぎて全然儲からない」という内容でした。

この会話の内容の通り、野菜では売れる事が既に大前提なのです。

売れる事は決まっていて、気になるのは値段が高いか安いかだけ。

一方、家電や測定機器ではどうでしょうか。製品や売り方に問題があれば、そもそも売れません。

高いとか安いとかと同時に、そもそも「売れるかどうか」という大きな課題があります。

「売れる」を気にした場合に生じる具体的な違い

家電や測定器のメーカーが「売れるかどうか」を気にした場合に以下の様な心理が働きます。

・競合メーカーの物を買われるよりは、利益を削ってでも自社の製品が売れた方が良い

・販路を整えて、自社の製品を販売してくれるパートナーを増やしたい

・メーカーが最安価格で販売してしまうと、パートナーが売りにくくなる

これが野菜や魚等の一次産業と、測定機器類の産業との価格の決まり方が異なる理由です。

野菜では農家の出荷価格に中間業者の利益が乗っていきますが、

測定機器類では希望小売価格からの値引きによって値段が決まります。

足し算で値段が決まっていくものと、引き算で値段が決まっていくものでは全く違います。

 

またこの時、販売店よりもメーカーの方が価格が安いと、販売店としては売りにくくなってしまうという状況が生まれます。

そのため、メーカー直接購入は安くないのです。

これが、「メーカー直接購入が一番安い」はまやかしです、と言える根拠です。

 

もちろん、これが全てのケースに100%当てはまるとは限りません。

中にはメーカー自社販売のみで勝負されているところもあると思います。

 

ただし、弊社の販売製品においては基本的にメーカー直販よりも安く販売出来ているのが実情です。

 

弊社では膜厚測定器やインデンテーション試験機(硬度計)、潤滑剤や防錆塗料についてメーカー価格よりもお安く販売しております。

是非、お気軽にお問い合わせ下さい。